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虫歯ができる条件とは

知らない間にできてしまう虫歯ですが、できるのには3つの必須条件があるといいます。
まず1つめは口の中に虫歯菌がいるということ、2つめは菌の栄養となる糖類があるということ、そして3つめが菌が増える時間があるということです。
ショッキングなことですが、生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯菌はゼロで、70%もが母親の唾液から感染します。
スプーンや食物の共有で感染が起こりますので、遺伝ではなく菌が媒介してうつる感染症だったのです。
一度根付いてしまうと永久歯にも菌が受け継がれ、その人は生涯戦わなければならなくなります。
8カ月目頃から歯が生えはじめますので、菌に感染しないよう注意することが重要です。
もし感染してしまったら、次は菌に餌を与えないことが肝心です。
菌の栄養源は糖類ですが、これは甘いものに含まれるだけではありません。
調味料にも米や麵、パン類などの炭水化物にもたくさん含まれますし、食べた後はしっかり取り除いて菌に餌を与えないことが必要です。
菌がいて、餌があれば急に虫歯が発生するわけではありません。
菌にとって都合のよい環境が長時間続くことで発生させてしまうのです。
食べたらくちをすすぎ、歯を磨く、それ以上に効果的な予防はありません。
基本中の基本ですが、しっかり守りたいですね。

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